今年は4月頃からはやり始めていてまだけっこう流行しています。集団生活をしている場合にもらってきてしまいます。それに家族内でもうつります。
子供が溶連菌による扁桃炎で熱を出し、看病していたお母さんが2~3日して(潜伏期)のどが痛くなり、検査したらやはり溶連菌が陽性だった例や、お父さんが最初のどが痛くて様子見ていたら子供たちが熱を出して、次にお母さんにうつった一家もありました。
症状はこどもの場合、熱と強いのどのいたみです。大人は熱が出ないときもありますが、のどはかなり痛いようです。体、手足、股のあたりに発疹が出たり、舌がイチゴみたいになることがあります。
普通のビールス性のカゼと違い抗生物質が効きますので熱やのどの痛みは2~3日で取れますが、10~14日くらい飲んで再発を防ぐことが大事です。
熱が下がって1~2日すればのどからは菌が消えますから、登校、登園しても大丈夫です。なお、溶連菌感染後3~4週間して急性腎炎を発症することがありますので、その頃尿検査をするといいでしょう。